インプラント学会指導医になりました!
このたび、当院院長 丹野努は、国際口腔インプラント学会の最高認定位であるDiplomate(指導医)を所得しました。
これですでに所得しているFellow、Masterと合わせて、国際インプラント学会3つ目の称号です。
この3つの称号をすべて持っている歯科医師は日本では、数名にすぎません。
アメリカの保険会社が、会社の保険を使ってインプラント治療を行う時に患者さんに紹介する信頼できる歯医者さんの条件は、「アメリカ歯周病学会認定医」「ICOIのDiplomate(指導医)」だそうです。
これからも、安心かつ安全なインプラント治療を行えるよう、日々研鑽いたしますので、よろしくお願いします。
国際口腔インプラント学会(ICOI)について
- ICOIとは
世界最大の口腔インプラン卜学会であるICOI(International Congress of Oral Implantologists)は、1972年に設立された国際的な学会です。本部を米国ニュージャージー州に置き、現在の会員数は世界89カ国でおよそ20,000名を擁しています。- 質の高い教育
- 国際的なネットワークを生かし、的確かつ最新の歯科医療情報と研修の機会を会員に提供することで、世界最大のインプラン卜教育・研修機関としての役割も果たしています。
- 世界標準のインプラント治療
- ICOIに所属されている先生は、プロフェッショナルなインプラント治療を熟知し、臨床に生かしています。
- ICOIの認定資格
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ICOIは、経験や技術に応じて3種類の認定資格を授与しています。
- ICOI Fellowship(フェローシップ)
- IPS Mastership(マスターシップ)
- ICOI Diplomate(ディプ口マ)
各国に設置された資格審査委員会による世界標準の厳正な審査(書類・面接・英文筆記試験)を経て、インプラン卜治療の確かな手技や知識、豊富な経験を持った歯科医師・歯科医療従事者に授与されます。
※すべての資格は3年ごとの更新制度があり、常に最新の情報に接するとともに技能の向上をはかり研鎖を積むことが義務付けられています。
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ICOI Diplomateの所得・更新には、多くの厳しいノルマが課せられています。
ICOI Diplomateの申込条件- 歯科医師の免許書を有すること
- ICOIのActive Memberであること(年会費入金)
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最終補綴物を装着後、1年間以上経過しているインプラント症例
外科処置のみを行っている場合:60症例で200本以上のインプラント体埋入症例
補綴処置のみを行っている場合:60症例で100本以上のインプラント修復症例
補綴処置のみを行っている場合:60症例で100本以上のインプラント修復症例
症例は、1口腔内の治療が全て終了していること。
上記60症例のうち20例の詳細は下記のとおりであること- 10症例:最終補綴物を装着後5年以上経過している症例であり、インプラント選択や補助処置、修復デザイン、材料に多様性等を有すること
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10症例:以下のいずれかに該当する困難症例
- 【外科編】(*)
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1.骨造成(増生)症例
- 2回法による処置で、2歯以上の症例(**)
- 1ブロック以上におよぶ自家骨移植症例
- 2.上顎洞挙上症例
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3.著しい骨吸収を伴う症例
- 無歯顎症例
- ソケットリフト症例(上顎洞底まで2~3mm以下)
- 【補綴】
- アイヒナーの分類II以上、ケネディーの分類クラスII
(*)術前・術後のパノラマエックス線写真および術前CT画像が必要
(**)骨造成(増生)後でインプラント体埋入前のパノラマエックス線写真が必要
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- 過去5年間にICOI学術大会( World Congress, IPS Symposium, ICOI Winter Symposium, ICOI AP Section Symposium)に2回以上参加していること
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過去5年間に生涯研修(CE)クレジット時間が150時間以上あること
うちICOI学術大会(World Congress, IPS Symposium, ICOI Winter Symposium, ICOI AP Section Symposium)参加50時間が必要(1日開催の場合は7時間とし2倍加算される)- ICOI公式サイトwww.icoi-ap.com、www.icoi.orgに掲載されている学術大会(1日開催の場合7時間で2倍加算)
- 日本歯科医学会専門部会及び日本歯科医学会認定分科会(別項参照)の開催する学術大会及び大学主催CEコースは1日開催の場合7時間とする。
- それぞれ参加を証明する参加章及び開催時間がわかるプログラムの添付が必要
- 過去5年間にICOI学術大会(World Congress, IPS Symposium, ICOI Winter Symposium, ICOI AP Section Symposium)で2回以上、ポスター、口演、テーブルクリニック発表をしていること
- テーブルクリニックはICOI JAPAN Symposiumでは2倍,ICOI World Congressでは4倍の時間算定
※資格審査では筆記試験(英文50問、多肢選択法、60点以上合格)が課されます
- <参考文献>
- 1.「Contemporary Implant Dentistry 」by Dr. Carl Misch
- 2.「 Osseointegration: On Continuing Synergies in Surgery, Prosthodontics, and Biomaterials」
Author(s)/Editor(s): Edited by Zarb, George A. / Albrektsson, Tomas / Baker, Gerald / Eckert, Steven E / Stanford, Clark / Tarnow, Dennis P. / Wennerberg Ann インプラント用語辞典:「Glossary of Implant DentistryⅡ」
※英和辞典、用語辞典の持込は可能です。
- ICOI Diplomate 資格更新(3年更新)
- 1.Diplomate資格取得後、継続してICOIのActive Memberであること(年会費入金)
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2.生涯研修(CE)クレジット時間:100時間(うちICOI学術大会参加50時間以上必修)
・今後、ICOIは日本で毎年会議を開催予定(14時間/回の2倍加算)。またアジア諸国の年会議に参加も可能 - 3.ICOI学術大会 (World Congress, IPS Symposium, ICOI Winter Symposium, ICOI AP Section Symposium)に1回以上参加していること。
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4.ICOI学術大会(World Congress, IPS Symposium, ICOI Winter Symposium, ICOI AP Section Symposium)でポスター、口演、テーブルクリニック発表を2回以上していること
・テーブルクリニックはICOI JAPAN Symposiumでは2倍,ICOI World Congressでは4倍の時間算定 - 5.筆記試験(英文50問、多肢選択法、60点以上合格)
インプラント治療に関するご相談・ご質問を随時受け付けております。皆様からのご相談・ご質問はインプラント歯科医がお答えしますので、お気軽にお問い合わせください。